わんちゃんの病気
急性胃腸炎
犬の胃腸に何らかの異常がおこり、下痢や嘔吐などの症状が見られる病気です。胃腸の病気であるため、病気の総称として「胃腸炎」という病名になっております。
犬の胃腸炎は「急性胃腸炎」と「慢性胃腸炎」の2種類に分けられます。引き起こしている症状でどちらに当てはまるか見分けることもでき、一般的に症状が短期間で治まるものは「急性胃腸炎」、長期間続くものは「慢性胃腸炎」と分類されます。
慢性胃腸炎の場合、状況によって内視鏡による組織生検が必要になることもあります。
膵炎
膵液に含まれる消化酵素で膵臓自身を消化し、食欲不振、下痢、嘔吐、腹痛、血便などを引き起こす病気です。原因は様々ありますが、特に犬では「人の食べ物をあげた=脂っこいもの」が原因での発症が一番多く、膵臓だけの炎症にとどまらず命を落とすこともある危険な病気のため注意が必要です。
ただし膵炎の程度によっては症状が出ないこともあり、特に猫では特別な症状を示さず「たまに吐く」程度の症状のみで慢性膵炎となり発見が遅れることもありますので、一回の嘔吐や少しの下痢を甘く見ず異変があればすぐに相談することが必要です。