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避妊・去勢
避妊・去勢を行うにあたってこんな疑問やお悩みはありませんか?
- 避妊・去勢が必要なのか
- 病気でもないのに手術が必要か
- 手術後はどうすれば良いか
- いつ頃手術をするのが良いか
上記のお悩みがある場合は、一度ご相談ください。
避妊・去勢を行うメリット
- 最大のメリットは高齢になってからの病気の予防ができることです。特に多い病気で乳腺腫瘍や子宮蓄膿症があげられます。
- 発情に伴うストレスの軽減
未避妊のわんちゃんだとだいたい年に二回の発情期があります。まずは出血があり、それを一日中気にして舐めたり、色々な物にお尻を擦りつけたり、神経質になり攻撃性が増したり、一週間くらい食欲がなくなったりという行動が多くみられます。ねこちゃんの発情期でよく相談を受けるのは「ご飯も食べずに一日中鳴いているから何とかしてほしい」という内容です。近所の迷惑にもなり、飼い主も眠れない、何よりも本人が鳴き続けて疲れてしまいます。実際に発情期の前と後で体重が減ってしまうことも多く、それだけエネルギーを消費してしまいます。これらの行動はいずれもわんちゃん・ねこちゃんにとってかなりのストレスとなり避妊手術により回避することができます。ただし100%回避できるわけではなく、1000頭に1頭くらいの低確率で発情が残ることがあります。
- 妊娠と分娩時のリスクを回避
交配させるつもりがなくても目を離した隙に交配してしまった、いつの間にか妊娠をしていてお腹が大きくなってきたなどの相談も病院で受けることがあります。こういった望まない妊娠を避けることができます。
分娩時のリスクは人同様わんちゃん・ねこちゃんにもあり、特にフレンチブルドッグやパグなどの犬種は高確率で帝王切開になります。帝王切開になると分娩時のリスク+麻酔と手術のリスクも加わります。
避妊・去勢を行うデメリット
- 麻酔のリスク
避妊・去勢手術は全身麻酔で行うため、管理を徹底しても麻酔事故のリスクは存在します。
当院では術前に身体検査をして血液検査やレントゲン検査もおすすめしていますが、麻酔によるリスクを完全に把握できるわけではありません。もし術前検査で異常が見つかれば改善して万全の状態になってからの手術をおすすめしています。実際に栄養状態が良くなく術前検査で貧血などが見つかり延期になることもあります。
手術中は生体の変化にすぐ対応できるようなスタッフ態勢で手術に臨んでいます。
- 太りやすくなる
避妊手術をしたほとんどのわんちゃん・ねこちゃんがポッチャリしてきます。ホルモンバランスの影響や卵巣・子宮でのカロリー消費がなくなるため太りやすくなります。
肥満による影響で良いものは一つもなく体型維持は絶対に必要です。体型維持の方法は二つです。
一つ目はフード!当院では避妊・去勢後のフードの提案もしっかりさせていただきます。避妊・去勢後のフードやカロリーの少ないフードなど様々なフードの中から合うフードを提案しています。
グルメなわんちゃん・ねこちゃんでなかなかフードが見つからないなどの難題も一緒に悩んで何とか色々と提案できればと思います。
二つ目は運動です!ねこちゃんではなかなか難しいことが多いですが、わんちゃんの場合は散歩の時間を長くしたり、ドッグランで走るなど運動をして体型維持が必要です!