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泌尿器系疾患の治療

Medical

泌尿器系疾患

こんな症状はありませんか?

  • 尿の回数が多い
  • 水をたくさん飲む
  • 陰部周りをよくなめる
  • トイレの時に鳴く
  • おしっこの色が赤い、薄い

泌尿器系疾患

上記の症状に心当たりがある場合は、膀胱炎などの泌尿器系の疾患の可能性があります。泌尿器は、上部泌尿器と下部泌尿器に分けられます。上部泌尿器は腎臓と尿管、下部泌尿器は膀胱と尿道です。若い時に多い疾患、高齢期に多い疾患それぞれありますが、高齢期になると増えてくる傾向にあります。

わんちゃんの病気

膀胱炎

犬の病気で多いとされている細菌による膀胱炎の「細菌性膀胱炎」という病気があります。症状はトイレの回数が多い、尿の色が濃い、排尿姿勢をとるがおしっこが出ない、陰部をよくなめるなどで、なかなか治らない膀胱炎は単純な細菌性ではなく、様々な疾患が隠れている可能性があるため注意が必要です。

腎結石・膀胱結石

尿道や尿管に石が流れて、尿路閉塞を引き起こすこともあり、急性腎不全に進行することもあります。尿路結石のほとんどはストラバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)かシュウ酸カルシウムですが、犬種や年齢でなりやすい結石のタイプが異なります。特にシーズーやシュナウザーでよく見られます。

ねこちゃんの病気

特発性膀胱炎

猫の場合は下部尿路疾患が非常に多く、総称してFLUTD(猫下部尿路疾患)と呼ばれます。FLUTDの原因の約50%が特発性膀胱炎であり、若年~中年齢の猫に発症が多いです。症状はトイレの回数が多い、尿の色が赤い、排尿姿勢をとるがおしっこが出ない、陰部をよくなめる、トイレ以外に排尿する、などです。様々な発症原因が考えられています。トイレや食事の変更などの他、お薬を処方する場合もあります。再発率が高く、尿道閉塞になると緊急処置も必要になるため、日頃からトイレのチェックが大切です。

慢性腎臓病

慢性腎臓病はシニア期から増え始め、10歳以上の30%、15歳以上60%が慢性腎臓病とのデータもあり、高齢の猫の死亡原因の常に上位にあります。

当院の治療の特徴

1.検査結果に基づいた治療を実施
犬の細菌性膀胱炎の場合、尿の細菌培養感受性検査、猫の慢性腎臓尿ならSDMAを含めた血液検査はもちろん、血圧測定やUPC、腎臓の超音波検査などを実施します。